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最新技術の3色レーザー光源を搭載したホームプロジェクター JMGO N1シリーズ

 

さて、今回は最新4KレーザープロジェクターJMGO N1シリーズの最大の注目ポイントについて触れていきます。

それは、3色レーザー光源搭載のホームプロジェクターであるということです!


「え?それの何が凄いの?」「レーザー光源のプロジェクターってほかにもあるよね?」と思っていらっしゃる方もいるかもしれません。

注目していただきたいのは「3色」というところです。

 

実は、現在発売されているレーザー光源のホームプロジェクターの多くは、青色の単色レーザーや赤と青の2色レーザーを使用しており、3色レーザーのホームプロジェクターは近年で数えるほどしか登場していないんです。

 

では、3色レーザーがこれまでの単色・2色のレーザーやLED光源と比べて具体的にどう優れているのか、なぜ3色のレーザーはこれまであまり出ていないのかというところを、LED光源やレーザー光源開発の世界的最大手であり、数々のプロジェクター光源に関わっていらっしゃる日亜化学工業株式会社 LD(レーザーダイオード)事業本部の鈴木様にインタビューしたいと思います!

※本稿でのレーザー光源とは、半導体レーザー光源を意味します。

 

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インタビュアー
よろしくお願いいたします!
まず、単色・2色のレーザー光源やLED光源と、3色のレーザー光源には具体的にどういう違いがあるか教えていただけますでしょうか。


日亜化学工業
はい、よろしくお願いします。
一番の違いは、より色鮮やかな映像が投影できるというところだと思います。
プロジェクターで映像を投影するには、光の3原色である赤・青・緑の3色が必要です。
LED光源や単色・2色のレーザー光源を用いるプロジェクターは、多くの場合蛍光体という光の色を変える物質を使って、青の光から緑の光を作っています。
ただ、蛍光体は光の色を変えることができて便利なんですが、色が少し濁ってしまうデメリットもあるんです。

 

インタビュアー
なるほど、緑色の光源を使用していないものが多いんですね。
知りませんでした。

 

日亜化学工業
そうなんです。
一方で、3色レーザー光源は蛍光体を使わずに赤・青・緑の光を出していますので、色の純度が非常に高く、より鮮やかな映像を投影することができます。
色の再現範囲も広いので、自然界にある色をほぼ100%再現できると言われています。
また、人間の目は緑を一番感じやすいと言われていますので、緑色を色鮮やかに投影することができれば、数値とは別に体感として明るく見えるというメリットもありますね。

 

JMGO N1シリーズと同レベル帯プロジェクターで投影できる色域(色の再現範囲)を比較したグラフです。
LED光源や単色・2色のレーザー光源に比べると、JMGO N1シリーズは緑の色域が非常に広いことが分かります。

 

インタビュアー
ありがとうございます。
お話を聞いて1つ疑問に思ったのですが、なぜ最初から緑色の光源を使用せずに、色が少し濁ってしまう蛍光体を使っているんでしょうか。

 

日亜化学工業
実は、緑色のLED光源は光の効率があまりよくないんです。
緑のLEDを使うよりも、青のLEDに蛍光体を使う方が明るい光が出せるので、映像を投影する場合は緑のLEDではなく、青+蛍光体を利用しているんですね。

 

インタビュアー
なるほど、そういうことだったんですね!
でも、さきほど3色レーザーは、蛍光体を使わずに赤・青・緑の光を出しているとおっしゃっていましたよね?
レーザーの場合は明るさの問題を克服しているんでしょうか。

 

日亜化学工業
はい、レーザーは前回のインタビューでもお話ししました通り、を圧縮しているので緑でも明るい光を出しやすいですし、我々の研究成果により効率もドンドンよくなってきています。

 

インタビュアー
ありがとうございます!
では、なぜ3色のレーザー光源はこれまであまり登場してこなかったんでしょうか。

 

日亜化学工業
緑のレーザーは技術的な難易度が非常に高く、実用化に時間が掛かったことが大きいと思います。
当社が緑のレーザーの開発に世界で初めて成功したのは2009年で、その際はまだプロジェクターに使えるほど明るい光を出すことができませんでした。
そこからどんどん改良を重ねていきまして、2015年頃にようやく映画館向けのプロジェクターに使用できるまでになりましたが、さらに改良を重ね、日本で導入が進み出したのはつい最近のことす。

 

インタビュアー
そうだったんですね。ということは3色レーザーは最新技術と言っても過言ではないものなんですね!
実際、日本での3色レーザー光源の有名な使用例といったら、川崎チネチッタやグランドシネマサンシャインといった一部の映画館くらいですものね。
今回、そんな最新技術である3色レーザー光源をJMGO N1シリーズに搭載することができたのには貴社の技術がかかわっているとお聞きしました。
そちらについてお話しいただけますか?

 

日亜化学工業
はい、JMGO N1シリーズには、当社が新開発したQuaLas(R) RGBという3色レーザーモジュールを搭載いただいています。
このモジュールは、これまでの3色レーザーに比べて小型ですが、この中に3色のレーザーチップを複数搭載しています。また小型化に成功したことで、従来よりコストを抑えることができています。

 

日亜化学工業のレーザーモジュールの変遷です。
比較してみると、最新のQuaLas(R) RGBは従来に比べとても小型になっていることがわかります。

インタビュアー
なるほど、小型かつコストを抑えているから、家庭用のホームプロジェクターであるJMGO N1シリーズにも映画館級の技術であるRGBレーザー光源を導入することができたというわけですね。
この度はありがとうございました!

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インタビューを通して、3色レーザー光源についての理解は深まりましたでしょうか?

最後に、JMGO N1 Ultraと、同レベル帯のハイエンド4K LEDプロジェクターや4Kレーザープロジェクターのスペック・投影映像を比較してみたいと思います!

 

【スペック比較】

【投影比較】

 

カメラと肉眼では少し見え方が異なりますが、やはり3色レーザーを搭載したJMGO N1 Ultraのほうがより自然で鮮やかな色合いで投影できているとがわかると思います。

 

今回は、新しい3色レーザー光源と従来のレーザー光源の違いについて解説しました。
映画館にも導入されている最新技術である3色レーザー光源を搭載したJMGO N1シリーズで、より本格的なホームシアターを作り上げてみませんか?

 

            
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