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JMGO N1/N1Sシリーズに搭載されているレーザー光源とは? LED光源との違いを様々な角度から解説

 

JMGOの最新プロジェクターJMGO N1/N1Sシリーズは、ビーム状にまとまった強力な光を照射するレーザー光源を搭載しています。

光が拡散してしまう従来のLED光源のプロジェクターに比べ、より明るく、より省エネで、色ムラのない鮮やかな映像を投影することが可能となりました。

 

プロジェクターというものに触れたことがあり、多少慣れている方であれば、LEDよりもレーザーの方がプロジェクターの光源として全体的に優れているということは、なんとなくでもご存じかもしれません。

しかし、そもそもレーザーってなんだろう?LEDとの具体的な違いは何?というところまで詳しく把握されている方はそこまで多くないのではないかと思います。

 

そこで今回、LED光源やレーザー光源開発の世界的最大手であり、数々のプロジェクター光源に関わっていらっしゃる日亜化学工業株式会社 LD(レーザーダイオード)事業本部の鈴木様をお呼びしましたので、レーザー光源とLED光源の違いについてインタビューをしたいと思います!

※本稿でのレーザー光源とは、半導体レーザー光源を意味します。

 

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インタビュアー
よろしくお願いいたします!早速ですが、LED光源とレーザー光源の仕組みの違いを解説していただきたいと思います。

 

日亜化学工業
はい、よろしくお願いします。
実は、LED光源とレーザー光源は、元となる材料は一緒なんです。
では、どこが違うのかというと、大きな違いの一つとして光の出し方があります。
LEDはチップの上の面から光が出るのに対して、レーザーは光る層を上下から挟みこんで光の出口を狭めて圧縮することで、より強力な光が出るようになっています。
例えるなら、ホースで水を出すときに先端を絞ると水の勢いが強くなるのに近いイメージですね。

インタビュアー
なるほど!とてもイメージしやすい解説ありがとうございます。
では、光の出し方が異なると性質的にはどのような違いがありますか? 

 

日亜化学工業
そうですね、大きな違いは同じ電力で使用したときの明るさに違いがあると思います。
さきほどお話ししたように、LEDはチップの面全体が発光していて範囲が広いので、全体の光の量としては多いんですが、散らばっていってしまう傾向があります。なので、照明など広い範囲を照らす光源に適していますね。
一方で、レーザーは光を圧縮して束にしているのでピンポイントに非常に明るい光を出すことができます。
そのため、プロジェクターのような用途においては、同じ電力で使用したときに、LED光源よりもレーザー光源のほうが明るい光を出すことができるわけですね。 

 

インタビュアー
ありがとうございます。では、LED光源でレーザー光源と同じくらい明るくしようとすると、消費電力が大きくなってしまうということですね。 

 

日亜化学工業
はい、その通りです。また消費電力だけでなくチップの数も増やさなければいけない場合もあります。そうなるとプロジェクターのサイズも大きくなってしまいますし、価格も高くなってしまいますね。 

 

インタビュアー
そうなんですね!ありがとうございます。
また、レーザー光源を使用することでコントラスト比の数値も、LED光源のプロジェクターに比べて向上するということなんですが、こちらについてはプロジェクターの仕組みにかかわる部分になりますのでJMGOの開発者に直接話を聞いてみたいと思います!
お願いします! 

 

JMGO開発者
よろしくお願いします。
そもそも、コントラスト比というのは暗い部分と明るい部分の差を表した数値です。
ということは、明るい部分の数値が大きければ大きいほど、コントラスト比も高くなります。

 

インタビュアー
なるほど!ということは、強い光を出すことができるレーザー光源を搭載している時点でコントラスト比も高くなるわけですね。

では、レーザー光源さえ搭載してしまえば、どれも同じくらい明るくてコントラスト比の高い映像が投影できると言うことなんでしょうか?

 

JMGO開発者
いいえ、そういうわけではありません。
たとえ同じレーザー光源を搭載していたとしても、機種やメーカーによってプロジェクターの明るさやコントラスト比に違いは出てきます。
この差は、レーザー光源からの光を映像に変換するまでのプロセスで生じるものです。
なので、各プロジェクターメーカーは特にこの部分に力を入れて開発していますね。
JMGO N1/N1Sシリーズはこの部分に、独自の研究を重ねて開発したMALC(Microstructure Adaptive Laser Control)というエンジンを利用しています。
レーザー光源を最大限に活用するために様々な部分にこだわり、コントラスト比だけでなく画質やしきい値なども非常に高いクオリティに仕上げることができたと自負しています。

 

インタビュアー
なるほど、プロジェクターにとって光源はもちろん重要な要素ですが、それだけでなく光源から出た光をどう処理するかという部分も大切なんですね!
MALCエンジンについては別の機会により詳しくご紹介したいと思いますので、是非皆さん楽しみにしていてください!
お二人ともありがとうございました!

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インタビューを通して、LED光源とレーザー光源の違いについての理解は深まりましたでしょうか?

では最後に、レーザー光源を搭載したJMGO N1 Ultra(N1Sシリーズの旧モデル)と、同レベル帯のハイエンド4K LEDプロジェクターの投影映像を比較してみたいと思います!

 

【投影比較】

実際に比べてみるとその違いは一目瞭然ですね!

JMGO N1 Ultraの消費電力は180W、他メーカーハイエンド4K LEDプロジェクターの消費電力は200W未満です。

消費電力に大きな違いは無いのにここまで差が出るのは、やはり強力な光を出せるレーザー光源が搭載されているからこそですね。

 

さて今回は、レーザー光源とLED光源の違いを解説いたしました。

レーザー光源を搭載した最新プロジェクターJMGO N1/N1Sシリーズは、「今持っているプロジェクターも良いけど、買い替え時だしせっかくならグレードアップしようかな」と思っている方に非常にオススメな1台です。

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