JMGOから新たに発売されるモバイルプロジェクターJMGO PicoFlix。実機レビューをご紹介します。
JMGOから初日本上陸した最もリーズナブルな機種であるにもかかわらず、使い勝手はこれまでの上位機種と変わらないのが魅力です。プロジェクター生活を始めてみたいけど、どれを買って良いか悩んでいる方に特にオススメです。
この記事では、実際の投影や使い心地をたくさんの写真と共にご紹介します。購入前に、リアルな使用感を知りたい方は是非ご覧ください。
PicoFlixの梱包&外観
■サイズ感&見た目の感想
サイズについては自宅にあるXGIMIのMOGO Pro+と並べてましたが、持ち運びをする上で大差はありません。
ただ、外観は多くのプロジェクターがプラスチック製であるのに対し、PicoFlixの材質はアルミニウムであるため、かなり高級感があります。表面の貝殻模様で格好良さが更にプラスされていて、デザインはかなりグッドです。
発泡スチロールのケースに入れても高さがスマホより少し大きめなくらいなので、そのまま電車に乗れます。
1.3Kgしかないので、もちろん片手で持ち運ぶことも可能。お部屋の移動は楽ちんですね。本体をそのままリュックに入れてもOKなので、持ち運びはまず問題ないでしょう!
■細かい角度の画像はこちら
入力:USB2.0×1、HDMI ×1(ARC)、USB Type-C×1、(65W PD 3.0)
タイプC給電というのが嬉しいですね。スマホやPCの充電器で給電できるので、旅行へ行く際は持っていく充電機を一個を減らせられるのがナイスです。
投影について
プロジェクターは一個だけ投影しても記事で明るさなどを表現するのが難しい為、自宅にある明るさの数字が近いXGIMIのMoGo Pro+と比較投影をしています。
■明るさ
150ANSIルーメンの差はこんな感じでした。白い画面で比較すると暗い方はグレーに少し見えます。違いがかなり出ていました。裸眼だともっと分かりやすいです。
■鮮やかさ
どちらも色調補正をせずにデフォルトのモードで比較しましたが、PicoFlixの方が黄色が良く出ていました。
■コントラスト
コントラストの違いにより緑色の森の立体感や鮮やかさがだいぶ違いました。コントラスト比の差は映像の立体感にかなり影響を及ぼすことがわかります。
投影画像が綺麗かどうかを見る時に専門家の先生方は黒色がどう出ているかを良く見ています。しかし、そこまでよく分からない方は逆に白を是非見て欲しいです。しっかり色味を調整しているメーカーのプロジェクターは白色がしっかり白に見えます。下の雲を細かく見て頂ければとおわかりいただけると思います。PicoFlixの雲は白い部分もMOGO Pro+のように黒くなっておらず、白のままです。
正直、この価格でこの画質を出せるのは素晴らしいと思います。
機能面
■NETFLIX公式APP対応Google TV OS搭載
OSはGoogle TVを搭載。スマホと似たような感覚でYouTubeアプリやAmazon Primeアプリを使用できます。
Google TVに対応したことでNetflixもスムーズに使えるようになりました。一般的なプロジェクターはNetflixアプリの導入や使用に一癖ある事が多いので、これは嬉しいですね。
良く見るAPPはリモコンのボタンでダイレクトにアクセスできるのも楽でグッドです。
■上下に回転することができるボトル型デザイン
上下に127度回転することができるボトル型デザインで投影する場所を調整しやすいのがとにかく嬉しいです。
多くのプロジェクターはベットサイドから斜め投影をすることしかないのですが、デザイン的に置き場を選ばないPicoFlixiはどこにでも置けます。本体のみで上下回転が出来るので、スタンドも不要。スタンドのネジ山は底の部分には付いてますが、使うことはなさそう。
我が家のベットの狭い棚にジャストではまった瞬間、思わず「やったー」とガッツポーズをしました(笑)
はまったからにはとにかくやってみたかったのが、天井投影による寝かしつけです。小学校高学年になってしまった我が家の二人にプロジェクター寝かしつけは、果たして効果あるのかも検証したかったので、今夜は二人を誘ってみました。宇宙の動画を3本ほど流しました。寝かしつけ必殺技「流れ星を数えさせる」作戦は幼少期だとすぐに寝てくれていましたが、高学年でも即寝ました。数えるのが面倒なのかしら??
こんなところにも投影してみました。持ち運びが楽なので、部屋中移動させて、プロジェクターのある生活を楽しむことができます。
音楽流して画面OFFにすれば、たちまちお洒落なスピーカーに早変わりもできました。明るい部屋でここまで綺麗に見えれば、リモートワークのお供には最適だと思います。
■リアルタイム映像補正がとにかく優秀
JMGOと言えば、N1シリーズのこの「リアルタイム映像補正」がとにかく業界一速いというのが有名ですが、ハイスペック機ではないこのモバイルプロジェクターにも搭載してくるのかが気掛かりでしたが、この優秀な機能はPicoFlixにもありました。このシームレスな台形補正とオートフォーカスは本当にストレスフリーです。一度味わうと二度と他のちょっと遅いメーカーの物には戻れないと思います。見ているものが中断されるストレス、現代人にはキツイですよね。
■豊富な画像モード
画像モードはビビット、標準、映画、ゲーム、オフィス、ユーザー設定と幅広くあり、視聴コンテンツに合わせて選択可能。他のシリーズにはなかったモードとしては、モバイルプロジェクターのPicoFlixにはアウトドアモードがありました。明るさを抑えてとにかく省エネなモードのようです。
■大容量バッテリー
10000mAhの大容量バッテリーを内蔵しているので、コード無しで最長4.5時間(※ECOモード時)と映画2本分の映像を楽しむことができます。タイプC給電なので、お出かけしたときにモバイルバッテリーに繋げば一日中使えそうな勢いです。スマホの充電器でも充電可能なので、沢山アダプターを持ち歩かなくて済むのも嬉しいですね。
PicoFlixは急速充電PD3.0に対応しているので、下記スペックに対応しているモバイルバッテリーとケーブルが必要です。対応しているケーブルをレビューキャンペーンでプレゼントしているので、買った方は是非そちらでゲットするのもありですね。
スペック:USBタイプC 給電 20V-3.25A 65W PD 3.0
■スペックは競合と比べてどうなのか?
同等スペックの商品と比べると明るさに優位性があり、バッテリーの持ちも長いのが嬉しいポイントです。個人的にスピーカーの音もかなり良いので、スピーカーとしても使える所は評価ポイントだと思います。
総評:JMGO PicoFlixはどんな人におすすめ?
初めてプロジェクターを購入してみたいが、いきなり高すぎる物は怖くて手が出ないけど、画質が悪いのもすぐに使わなくなりそうで嫌だなーという方におススメです。実際家電の寿命と機能は金額に比例しています。中の人が言うからには間違いないです。お得な買い物を是非して欲しいです。
また、既にホームプロジェクターを持っているが、常時設置していて気軽に部屋移動やアウトドアには持っていけないので、使い勝手の良いもう一台を求めている方にもおススメです。
画質、機能面、使い勝手全部丁度良い仕上がりになっているのがPicoFlixの良さだと思います。OSがGoogleTVなので、スマホのようにリモコン一つで操作可能。リアルタイム映像補正がとにかく優秀なので、初心者でも難しい設定は一切必要ありません。お好きな場所において、電源ONですぐに使えるのが魅力です。これまでプロジェクターを使ったことがない初心者でも安心してご利用できると思います。