JMGOから新たに発売されるプロジェクターJMGO N1S Pro 4K。一足先に実機レビューをご紹介します。
JMGO N1S Pro 4Kは29万円台。
高価格帯のプロジェクターとして30万円を切っているにもかかわらず、以下のようなハイスペックさを兼ね備えています。
- 3色レーザーによる鮮明な投影
- 4Kの高解像度
- 2500 ANSI ルーメンの明るさ
機能面を充実させながらもリーズナブルに大画面で美しい映像を楽しみたい方必見です。
この記事では、実際の投影や使い心地をたくさんの写真と共にご紹介します。「どんなプロジェクターか詳しく知りたい」「興味があるけどスペックや実際の画面の方が気になる」という方は、是非購入前にリアルな使用感をチェックしてみてください。
JMGO N1S Pro 4Kの外観
マットなメタリック調のクールな外観。角度調整も自由自在で、三脚無しで天井投影することも出来ます。
デザインの特徴として、前面のレンズ周りのパネルがマットな質感があります。
重さは約4.5kg。2リットルのペットボトル2本分くらいの重さで、片手で持つのは難しいですが、部屋の移動は気軽にできます。
JMGO N1S Pro 4Kの実際の投影
実際にJMGO N1S Pro 4Kの投影した画像をご紹介します。白い壁に投影した様子です。
電気をつけた部屋で使っていますが、この鮮やかさ！
スペックとしては2500 ANSI ルーメンの明るさです。
さすがに直射日光の下での使用は難しいですが、レースカーテンなどを閉めれば昼間でも使えます。
左が明るい部屋、右が暗い部屋で投影した様子です。
もちろん暗い部屋の方が、より色鮮やかな投影を楽しめます。色味にこだわる場合は暗い部屋で使用するのがオススメ。
JMGO N1S Pro 4Kは3色レーザーを採用しているので、LED光源や単色・2色レーザーを超えた明るさと鮮やかさ、しっかりとした発色。一般的なモニターやテレビよりも正確な色を投影することが可能です。
解像度は4K。細かな岩肌部分までしっかり描写されていて、青空も綺麗に描写されています。大画面で投影しても細部まで綺麗に映るので、頻繁に4Kコンテンツを見る方や大画面で投影したい方にオススメです。
JMGO N1S Pro 4Kの投影距離・投影サイズ
- 投影タイプ：長焦点
- 投影倍率：1.2:1 (投影距離2m/76インチ)
- 推奨投影サイズ：100～150インチ
- 最大投影サイズ：180インチ
設置する際はプロジェクターから投影面までの距離を約1～2mほど空けます。約2.6mほど離せば、100インチの大画面も楽しめます！
JMGO N1S Pro 4Kの画面補正機能
JMGO N1S Pro 4Kの画面補正機能スペックは下記の通りです。
- 台形補正角度：垂直水平（±45°）に対応
- シームレス自動台形補正 搭載
- オートフォーカス 搭載
- 障害物回避 搭載
- スクリーン補正 搭載
- 明るさ自動調整 搭載
自動で上下左右の方向の台形補正をしてくれるのはもちろん、シームレス台形補正を搭載しているので待ち時間がほとんどありません。
また、フォーカス調整や明るさ調整も自動。障害物を自動で避けて投影する機能や、スクリーンに合わせた投影サイズに補正してくれる機能も付いています。
セッティングが自動でほぼ完結するので、すぐ映像を楽しめます。設置個所を頻繁に変えて使う際に便利です。
JMGO N1S Pro 4Kのスピーカー
スピーカーは10W × 2基。JMGOグローバル開発チームによるJMGO Master Soundです。
スピーカーモジュールの選定・設計からその後のチューニングに至るまで、徹底的にこだわりプロレベルの音質を実現したんだとか。
高域、中域、低域のバランスがよく、外部スピーカー無しでも十分に使えるクオリティです。
下記の端子に対応していて、Bluetooth 5.1にも対応しています。
- DC×1
- HDMI2.1×1
- HDMI2.1(eARC)×1
- USB2.0×1
- 3.5mm ヘッドホンポート×1
より音質にこだわる方は外部スピーカーに接続することも可能です。
JMGO N1S Pro 4KのOS：Google TV
OSはGoogle TVを搭載。スマホと似たような感覚でYouTubeアプリやAmazon Primeアプリを使えます。
Google TVに対応したことでNetflixもスムーズに使えるようになりました。一般的なプロジェクターはNetflixアプリの導入や使用に一癖ある事が多いので、これは嬉しいですね。
リモコンには「YouTube」「Netflix」「Prime Video」のボタンがついているので、すぐにアプリを起動できるのも便利です。
JMGO N1S Pro 4Kの価格
JMGO N1S Pro 4Kの価格は、296,780円です。
市販のプロジェクターは1～10万円程度のものが多いので、JMGO N1S Pro 4Kは高価格帯のものといえるでしょう。
ただ、先に発売されたハイスペックの代表格であるJMGO N1S Ultra 4Kが約30万円台なのに対し、今回新発売のJMGO N1S Pro 4Kは29万円台。
スペックがほとんど変わらないにもかかわらず、30万円を切るのはかなりお得です。
映像のクオリティの高さを追求しつつ、少しでもリーズナブルに購入したい！という方におすすめなプロジェクターとなっています。
JMGO N1S Pro 4Kと他のプロジェクターを比較
新機種JMGO N1S Pro 4Kと旧機種JMGO N1 Pro の比較
今回レビューしているJMGO N1S Pro 4Kと、ひとつ前の機種を並べて比較しました。
【明るさ比較】
比べてみると、JMGO N1S Pro 4Kの方が明るく色の鮮やかさが際立って見えます。
【コントラスト比較】
JMGO N1S Pro 4Kのほうがくっきりと画像が投影されています。比べると一目瞭然ですね！
【スペック比較】
新機種JMGO N1S Pro 4Kと旧機種JMGO N1 Proの一番の違いは、解像度と明るさです。
- 解像度はFHDから4Kへ
- 明るさは1500CIVAルーメンから2500ANSIルーメンへ
そのほか、搭載OSがAndroid TVからGoogle TVに変更されたり、オートフォーカスやリアルタイム台形速度がUPしていたりと全体的に機能が向上しています。
【あわせて読みたい】Google TV徹底解説！できる事やAndroid TVとの違いなどをご紹介
新機種JMGO N1S Pro 4KとJMGO N1S Ultra 4K・JMGO N1Sとの比較
同じN1Sシリーズの
- JMGO N1S Pro 4K
- JMGO N1S Ultra 4K
- JMGO N1S
を並べて投影しました。
【明るさ比較】
N1S Ultra 4KとN1S Pro 4K を見比べるとN1S Ultra 4Kのほうが若干明るいですが、単体で見たときはほとんど差を感じません。
N1S Pro 4KとN1Sでは、明るさの違いがはっきり出ていますね。
部屋でライトをつけた状態です。
青色に注目すると、N1S Pro 4K、N1S Ultra 4K、N1Sの順で鮮やかさに差が出ていますが、全体として見るとN1Sシリーズ全体を通して、ライトありの部屋でも色鮮やかに投影できています。
【コントラスト比較】
コントラスト比較はN1S Pro 4KとN1S Ultra 4Kの解像度は全く同じ4K UHD。差異がないため、FHDのN1Sと比べています。
白い部分と黒い部分の差がくっきりと出ていますね！
特に投影下方に注目してみてください。N1Sでは黒いだけでよくわからない部分が、N1S Pro 4Kでははっきりと白のラインまで出ていて線路だとわかります。
比べてみると一目瞭然で、立体感が全然違いますね。N1S Pro 4Kのほうが全体的に明るく、岩山が鮮やかに映し出されていているのがわかります。
【スペック比較】
N1S Pro 4KとN1S Ultra・N1Sのスペックの違いをピックアップしてみました。
| JMGO N1S Pro 4K | JMGO N1S Ultra | JMGO N1S | |
| 販売価格（税込） | ¥296,780 | ¥342,980 | ¥149,380 |
| 明るさ | 2500 ANSI ルーメン | 3000 ANSI ルーメン | 900 ANSI ルーメン |
| 解像度 | 4K UHD（3840x2160） | 4K UHD（3840×2160） | FHD（1920×1080） |
| 推奨投影サイズ | 100-150インチ | 100-150インチ | 80-100インチ |
| オートフォーカス | 〇 | 〇 | 〇 |
| シームレス自動台形補正 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 障害物回避 | 〇 | 〇 | × |
| スクリーン補正 | 〇 | 〇 | △（APPで可能） |
| 明るさ自動調整 | 〇 | 〇 | × |
| スピーカー | 10W × 2基 | 10W × 2基 | 5W × 2基 |
| 本体サイズ （WxDxH）mm |
W241×D203×H236mm | W241×D203×H236mm | W187×D165×H191mm |
| 本体重量（Kg） | 約4.5kg | 約4.5kg | 約2kg |
N1S Pro 4KのスペックはN1S Ultraとほぼ同じで、N1Sに比べて非常に充実しています。
大きく異なっている点は、値段とルーメン値です。
最高級のスペックを求めるならN1S Ultra。
N1S Ultraとほぼ同じ高機能のスペックのものを、少しでもリーズナブルに購入したいならN1S Pro 4K。
コスパを求めるならN1Sがオススメです。
関連記事：【比較レビュー】JMGO N1S Ultra 4KとJMGO N1Sを実際に使ってみてどっちがいい？
総評：JMGO N1S Pro 4Kはどんな人におすすめ？
JMGO N1S Pro 4Kは約29万円台と、一般的なプロジェクターの中でも高価格帯に分類されていて、その分ハイスペックで機能面がとても充実しています。
スペック上での明るさはJMGO N1S Ultraに若干劣るものの、実際に投影すると明るさの違いはほとんど感じられません。
そのため、JMGO N1S Pro 4Kは「機能が充実している良いプロジェクターを少しでもリーズナブルに買いたい」「明るい部屋でも楽しみたい」「大きな画面で堪能したい」という方にオススメのプロジェクターです。
電気をつけた部屋でも明るい投影や、3色レーザーならではの鮮明さは衝撃的です。液晶テレビでは難しい大画面も実現できますし、4Kの高解像度なので大画面でも繊細な映像を楽しめます。
下記の商品ページでは割引クーポンを配布していることもあるので、ぜひチェックしてみてください。